会長あいさつ

ごあいさつ

牧野会長

会  長
 牧野 明次

 日ごろは、大阪府スポーツ協会の事業推進に格別のご支援、ご協力を賜り、厚くお礼申しあげます。
 さて、令和元年末に初めて症例が報告され、その後瞬く間に全世界へと拡大した新型コロナウイルス感染症は、世界中のスポーツ界に大きな影響をもたらしました。この2年間で、その流行は拡大と収束を繰り返し、多くのスポーツイベントが中止や延期を余儀なくされてきました。スポーツに携わる方にとりましては、非常に不安な時期を過ごされたことと思います。
 このように非常に厳しい環境下ではございますが、競技団体など関係者の方々のご尽力によって、感染症対策にも様々な工夫がなされた結果、一部制限は残るものの、最近ではスポーツイベントもかなり増えてきております。
 とりわけ、昨年7月には東京オリンピックが、9月にはパラリンピック競技大会が、2020年から1年延期しながらも開催されました。開催に向けては、様々な議論がありましたが、いざ開催されると、日本のみならず世界中の人々に多くの感動を与え、スポーツを通じて生きる喜びを感じさせてくれました。「する」「みる」「ささえる」といった多様な形において、スポーツが持つ素晴らしさを改めて実感することができました。
 一方では、令和2年の鹿児島国体に続き、昨年の三重国体も中止となり、参加をめざしていた選手や指導者をはじめ多くの関係者は、非常に残念で悔しい思いをされたかと存じます。昨年末には海外においてコロナウイルス変異株により感染が再拡大し、政府が外国人の新規入国を停止するなど水際対策を強化した影響を受け、フィギュアスケートのグランプリファイナルが直前で中止に追いやられるなど、未だ予断を許さない状況であります。
 今年は3回目のワクチン接種も進む見通しであり、国内製薬会社によるワクチンや治療薬の開発も着実に進んでおります。スポーツ少年団や総合型地域スポーツクラブなどの活動も再開し始め、1月から2月にかけて行われる国民体育大会冬季大会のスケート・アイスホッケー・スキー競技会に参加する選手や指導者たちは最終調整の段階に入っております。
 当協会におきましても、引き続き加盟団体としっかりと連携し、ガバナンス強化はもちろんのこと、感染対策にも工夫を凝らしながら、スポーツの持つ力でみんなが元気で明るく過ごせる地域となることを目指して取り組んでまいりたいと存じます。
 本年もしばらくはコロナウイルス感染症との共存はやむを得ない状況が続くと存じますが、役員ともども全力をあげて、大阪のスポーツの振興に邁進してまいりますので、引き続き皆様のより一層のご支援とご協力をお願い申しあげます。

pageTop